好きなテレビ番組の一つが、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』です。
目標にするとか、そんな肩に力を入れて観ている訳ではなくて、真摯に、そしてストイックに仕事をする人が私は好きなので、自分が気持ち良くなるので観ています。
先日放送された小栗旬さんの回でも、刺激や気づきがありました。
中でも「人に影響を与えるには、自分の中の何かを削らなければならない」という言葉や姿勢がとても印象に残りました。
私と全く真逆の価値観に、“いい” “悪い” でも、もちろん批判でも全くなく、心から興味が湧いたという感じです。「どのような性格特性を持って、どのような捉え方をしているのだろう」と。
カウンセラーやセミナー講師の仕事も、多かれ少なかれ、人に影響を及ぼすものであります。
…と、このブログをここまで書いていて、たった今気づいたのですが、「与える」と「及ぼす」の違いもあるのかも知れません。私のイメージでは
「与える」とは、自らそうしたいという能動的な意思や希望があること
「及ぼす」とは、自らの意思や希望ではなく結果的にそうなっていること
という印象を持っています。
そうだよな、「与える」と「及ぼす」という入り口から異なる上に、ひとり一人の特性は千差万別で異なるし、同じ人でもその時々の健全度や成熟度によって価値観もアプローチも変わるー。だから 人に影響 の後に続く言葉も、その後の行動も、人それぞれ本当に違うよな。。と今思いました。
このブログを書くことも、自分の気づきや内省を深める場となっています(*^^*)
ちなみに、私は 人に影響を及ぼす ということを考えると、『削る』の真逆の『満たす』ということが大切なのではないかと考えています。影響を及ぼす人間、まずその本人が満たされていないと、周囲に対して投射をしたり、メサイヤコンプレックスとなったりと、あまり良くない影響を及ぼしてしまうのではないかと思うからです。
そういえば、番組中で小栗さんは「(自分を?)満たそうとは思ってない」とも発言されていて、それも私とは真逆だなぁと思いながら観ていました(^^)
また番組の後半で、小栗さんを見つけてくれたという今はお亡くなりになった初代のマネージャーさんのことを話されていました。
「(その方の)期待に応えたい」そして、「ここまで自分を連れてきてくれた人たちに恩返しがしたい」とも。
そういった信念や強い思いについて自分に置き換えてみると、私の場合は、エニアグラムによる私の性格タイプへのアドバイスかなと思います。
子ども達が小さかった時から、望まれたり(望まれるどころか大反対されていた^^;)、家族にとって必要性があったわけではないのに、沢山負担をかけながら私は仕事や学びを続けました。その過程では、「私のわがままかな…」「働く時給以上のお金をかけて、子供たちを預かって貰って働くのは、確かに間違ってはいるかも知れない…」と何百回も思ったけれど、以下の言葉を信じて仕事も学びも手放さなかった。最後にその言葉をご紹介して今回のブログを結びたいと思います。
~あなたがもっともっと強くなって、十分に自己実現することによって、誰もがその恩恵を受けるのです。~
P.S. この画像は日光東照宮の参道で撮った一枚です。
あまりプロフェッショナルとは結びつかないようなお写真かも知れませんが^^;
私の中でのプロフェッショナルってキラキラしたイメージではなくて、この写真のように光と影を併せ持ちながら、地に足がついている感じがしています(^^)
(せいの みかこ)