「セミナー講師の仕事」

 

仕事シリーズの1回目はブライダルアテンダーの仕事の職務内容2回目はカウンセラーの仕事への向き合い方について書かせて頂きました。

3回目となる今回は、適性(一般的に持たれているであろう仕事の適性とその実際について)という角度からセミナー講師の仕事について書かせて頂きたいと思います。

 

一般的に極度のあがり症である人が、人前に出て話をするセミナー講師の仕事をする事には無理があると思われることと思います。

今回のブログは私のあがり症がどれだけのものか、そのエピソードが中心になりますので、笑いながら読んでいただけると嬉しいです(^^)

 

いつ頃からだろう、人前で話をすることが苦手になったのは。。。

 

たぶんそれは、小学校に入学してすぐの国語の時間からだったのかなと思います。

教科書の読み上げを指されて「あおいそら しろいくも」と書かれた文章を、「あおいくも

しろいそら」と間違えて読み上げてしまったところ、クラス中から大笑いをされました…(;_;)

それからずっと学生時代は指されることも、何かを発表することも苦手でした。

出席番号の下一桁の出席番号の人が読み上げで指されることが多かったので、(3日なら、3番、13番、23番と)自分の出席番号の下一桁の日は憂鬱でした(+_+)

 

社会人になってからの大きなトピックは、これもまた入社早々の新入社員研修でのことー。

23日の合宿研修の際に一人ずつ自己紹介をする場面があり私は緊張し過ぎて言葉が出てこなくなり、心臓もバクバクし始めてもう半分パニックになってしまい、顔を両手で覆ってそのまま研修会場から飛び出していってしまいました。。。”(-“”-)”

今にして思うと、その時に会場後方で座っていた人事部の採用担当者の方は、私のことを「(採用して)失敗した」と思ったのではないかしらと思います(^^)

でもその時、会場を飛び出して少しの時間、自分で自分を落ち着けてから会場に戻りました。

「このまま逃げていたら採用取り消しになってしまうかも知れない…」「逃げ続ける訳にはいかない…」というようなことを思った事を覚えています。

どんな顔をして戻ったらいいのか分かりませんでしたが、とにかく会場に戻った時、その時の外部講師の先生が、温かく受け入れて下さったことを今でも鮮明に覚えています。そしてとにかくその先生が格好くて素敵だったのです。その先生は当時で多分50歳くらい。(ということは今の私と同じくらい)今から約30年位前、50代位でバリバリ働くキャリアウーマンの方に私は初めて近くで接しました。仕事が出来そうな感じ(実際にそうだと思いますが)で格好いいのに、優しくて、ユーモアもあって何度も皆が爆笑するような面白いことも言って下さる。憧れました。

でもその時、こんなあがり症の私が、30年後に同じセミナー講師になるなんて1ミクロンも思ってはいませんでした。人生には思いもよらないことが起きます。

その後も毎年研修はあって相変わらずに自己紹介では緊張はしましたが、逃げ出すことはその後はありませんでした。自己紹介は苦痛でしたが、でも毎年研修は楽しみでした。研修時の「一体感」や「自分が成長出来るような気がする感じ」(*^^*)がとても心地よかったのです。

 

その後、結婚出産して母親になってからの私はあがり症が更に酷くなり、子供たちの毎年の学年始めの懇談会が辛くなりました… 「清野〇〇の母親です。1年間どうぞよろしくお願いいたします。」これだけの事を言うのが苦痛だったので、なるべくそれを言わなくて済むように (#^^#)娘と息子は2学年差なので、自分の番が回ってきそうになると、もう一つの子供の教室にすうっと入って逃げる作戦を考えて 実行したこともありました。(^^;)

 

このような私が今、人前に出て話をするセミナー講師をしています。

 

それについて自分で感じることや自分なりの分析や意味づけなどありますが、ここまで長くなりましたのでまたの機会にそのことについて書きたいと思います。

 

お伝えしたい事は、職業に対する一般的なイメージやステレオタイプ的な認知のみで(△△なので□□は向かない等)は過去の事例の一部や他人の価値観であって(自分でそう思い込んだりすることも含めて)、それがすべてでは全くないー、ということです。

 

~やってみて、はじめてわかることがある~

~やってみて、開ける道がある~

 

何百回とセミナーを担当して、人前で話をすることに大分慣れてはきましたが、今でも緊張することはあります。そんな時はどうするかというと、場の力(参加者の方)を信じ、格好つけたり取り繕うことなく、素の自分で向き合っています。そしていつも場の力に助けられています。

 

11/7() の「LIFE SHIFTセミナー」は、ずっと緊急事態宣言が発令されていてオンライン開催に変更実施していたので、明日館での開催が1年ぶりとなります。こういうシチュエーションは緊張しがちです。。ご参加くださる皆様、私が緊張していて声がうわずって震えていても、温かい目で見ていただけると嬉しいです(*^^*) 参加者の方に甘える私です(^^)

                                                 (せいの みかこ)