「桜と菜の花」

 

今日、東京では桜が開花しましたね🌸

 

 この写真は2年前、茶道教室の目の前の千鳥ヶ淵で撮ったものです。

 

 

 

桜は普通に大好きですし、色々な思い出や思い入れもあります。

でもその分、私が勝手に色々な意味を付与したり、過剰な期待をしたりして40代半ばくらいから

少し疲れてしまった部分がありました(^^;)。

子ども達が高校生・大学生と大きくなっても

「入学式や卒業式に桜が咲いていて欲しい」「散らずに何とかもって欲しい」とか、

咲いている期間は短いのだからと

「鑑賞しておかなければ」「あそこの桜も見なきゃ、ここの桜も見なきゃ」と…

 

まさに在原業平の

 

 ~世の中に たえて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし~

 

です。

 

 40代前半迄だったら、

桜が咲いている期間は絶対に桜を中心に写真を撮っていたのですが、

最近はそうでもなくなってきました。

素朴で可愛らしくて丈夫な菜の花も、もともと大好きな花です!

 

菜の花を中心にした桜の写真を撮れたことは、

「ねばならない(桜が咲いている期間は桜を中心に撮らなければならない!)」

という私の心の囚われが解放(エニアグラムのセミナーでいつも言っている言葉です^^)されて、

自由に伸びやかになった様を、そのまま映しているような写真だと自分で感じています。

 

 

                                (せいの みかこ)