どちらかというと、気分を切り替えるのは得意なほうではありません。
1日のうちに違う空気の中に身を置くのは避けたいというのが本音です。
例えば、サッカー観戦。
大のサッカーファン(決してサポーターではない←こだわり:笑)だから、
日本代表の試合(関東での開催)には必ずスタジアムに足を運んでいます。
それが休日の開催ならいいのだけれど、
平日の夜ということも少なくないから仕事帰りに出かけることになります。
そういうのが苦手なのです。
できれば、当日は仕事を休んで夜を待ち、
スタジアムには余裕をもって到着して気分を場の空気になじませて楽しみたい。
それが私の「心の利き手」なのだと思います。
そんな自分が50歳を過ぎた頃からいつの間にかポートフォリオワークっぽく、
サラリーマンとしての仕事以外にアレコレの活動を並行してやっているのは不思議な感じです。
こんなことをやりはじめた頃、
一つひとつを丁寧にできていないような気がして一時はちょっと重たい気分でやっていたのを憶えています。
けれど、それも5年近く続けてきていて、
軽やかとまではいかなくてもそこそこ気分の切り替えがスムーズになってきている気もします。
切り替えというよりも「心の構え」が統合されてきたような感覚なのかもしれません。
とはいえ、どれか一つが少し煮詰まってくると「心の利き手」に引っ張られて、
切り替えにひっかかりの気配が漂うこともあります。
そんな時は、
スピーカーのボリュームは抑え気味にしてサイモン&ガーファンクルの音楽を聴きながら、
写真家でもあり文筆家でもある星野道夫さんを特集した雑誌を眺めます。
写真集でもなくエッセイでもなく、雑誌を。
見るでもなく読むでもなく、眺めます。
ほんの短い時間なのですが、これが私の気分転換。
今夜は30分くらいそうしてから、このブログを書いています。
コーヒーを飲みながら。 (Yo)